【 備 中 】
足高神社
− あしたか じんじゃ −
鎮座地
岡山県倉敷市笹沖 (足高山山頂)       
祭神

大山津見命(オオヤマツミノ ミコト)
  配祀 : 石長比売命(イシナガヒメノ ミコト) 、 木之花咲耶比売神(コノハナサクヤヒメノ カミ)

創建
第10代崇神天皇の御代に勧請されたといわれる 
由緒

鎮座の年代は、第10代崇神天皇の御代に勧請された。

寛和元年(985)花山天皇の御代、足高神社神宮寺神遊山、神宮寺遍照院に三重塔が建立された。
天暦元年(947)2月16日村上天皇は藤原兼成卿を遣わして、奉幣御祈願の儀があった。翌3年不思議な霊験があって神殿を御造営になり、有紋の御幕勅書を奉納され、乾元元年(1243)後二条天皇の御代、足高八幡大菩薩の勅額の下賜があった。

延慶元年(1308)花園天皇の御代、勅額と獅子頭一対を下賜。また、建徳元年(1370)九州探題として赴任の今川定世公は、海路の航海の安全を祈願され狛犬を奉納した。

徳川時代備前池田公の支藩、鴨方池田氏の祈願所として尊崇せられ、代継ぎの際は、代々必ず参拝された。

足高山は、四百年前は、海中に浮かぶ一孤島であり、小竹島、笹島、戸島、藤戸島、吉備の小島、奥津島とも呼ばれ、東西航行の要路であり、潮流が激しく鳴門の如く、渦が巻いていたといわれており、通る船は、全て帆を下げ、島上の足高の神に、敬意を表し難を逃れた為、「帆下げの宮」と称して、崇め奉られた。古の海路は、現在、国道2号線(バイパス)となり、船に代わり、車の交通安全が盛んとなっている。

-岡山県神社庁HPより-


[ 案内板1 ][ 案内板2 ] [ 詳細 ]

御利益
交通安全 
駐車場
30台程度あり (足高公園の駐車場)
アクセス
JR倉敷駅・水島臨海鉄道倉敷市駅から徒歩約45分。
笹沖 / 大高バス停から徒歩約15分。  
備考

式内社。 岡山県神社庁加盟。

参詣日

04/12/3 (06/1/10 UP)

■コメント
倉敷市街地の南、市役所の少し南にある足高山という小山の山頂に鎮座。 すぐ北側を東西に国道2号線が走っています。
正参道が南側で、その他に北・西・北西にも参道があり、北・西側は車でも参詣できます。
足高山の山頂周辺は足高公園として整備されており、境内も広く、社殿も立派です。

足高神社は別名を『帆下げの宮』といい、それはかつて周囲が海でここが島だったことに由来しています。
かつて島であったため昔は航海の安全を、現代では交通の安全を祈願されます。

ちなみに北方約1.8kmのところには鶴形山があり、倉敷総鎮守の阿智神社が鎮座しています。
足高神社は式内社ですが、阿智神社は式内社ではありません。

[ 境内見取り図 ]  

【 参道 鳥居 】

 [ 社号標1 ]

【 参道 灯篭 】



【 参道 狛犬 】


【 参道 鳥居 】

 [ 社号標2 ]

【 参道 手水鉢 】

【 参道 社号標 】

【 参道 石段 】

 
【 参道 灯篭 】

 
【 境内社 】

参道途中の脇道に入るとあります。

【 手水舎

境内手前にあります。

【 境内 石段 】

 
【 境内 社号標

別名である『帆下げの宮』の名が刻まれています。
【 回廊 】

 
【 境内 手水舎

 
【 境内 狛犬 】
 

 
【 拝殿 内部

[ 拡大写真 ]
 
【 拝殿 】

 
【 拝殿 】

 
【 本殿 】

 
【 本殿 】

 
【 回廊 】

拝殿と社務所をつなぐ回廊。
 
【 回廊 】

裏から撮影。

【 社務所 】

拝殿の右手にあります。
 
【 社務所 】

左の写真の奥側(南)です。

【 相撲場 】

本殿の右手にあります。
 
【 参集殿】

拝殿の左手にあります。
 
【 宝物庫 】

 
 
 
【 境内社 顧眄神社 】

 『コベン ジンジャ』と読む、学問の神様です。
 
 
【 境内社 稲荷神社 】

食物の神様として祀られています。

【 境内社 稲荷神社 】



【 磐座 】

磐座もあり、祀られています。
 
【 磐座 】

 
 
【 磐座 】

 
 
【 境内社 水分神社 】

『ミクマリ ジンジャ』と読みます。水の神様です。

【 境内社 】

これはいったい何を祀っているのでしょうか。
単なる忠魂碑・記念碑の類とは違うようです。
 
【 境内社 】
 
左写真の右側(赤灯篭の後ろのへん)の
石碑の拡大写真。
見にくいですが『星神』とかいてあるようにも見えます。  
【 境内社 石上神社 】
 
  
 
 
【 境内社 金刀比羅神社 】

海路の神様として祀ってあります。
  

【 境内社 国魂神社 】
 
 郷土の英霊を祀っています。



 
【 境内からの眺め 】

境内から南側(笹沖・新田)を見たところ。
南に見える山は種松山。 かつては児島という大きな島。
その麓を東西に流れる吉岡川を境に備前国となる。
 [ 拡大写真 ]
 
【 足高公園 】
 
足高神社を含む足高山一帯は足高公園として
整備されている。

【 ヒマラヤサクラ 】

冬に咲くというヒマラヤサクラが咲いていた。
 [ 拡大写真 ][ 案内板 ]
 
【 北参道 】

国道2号側からも参道があります。
 

【 石碑 】

左写真の参道左手にあります。
[ 拡大写真 ] 

【 北参道 】

  上の写真の場所の左方向から車でも行けれます。
この写真の右側に国道2号が走っています。

【 北参道 】



 
【 北参道 社号標 】



【 名木 咲くや木の花桜 】

[ 案内板 ]

【 北参道 】

 



【 神蔭橋 】

北参道を進むと境内東側に出ます。
神蔭橋と言う自動車のお祓い所があります。
すぐ横には公園があります。
 
【 北西参道 】

境内裏手の藤棚は、日本一の藤棚として有名。
藤は倉敷市の市花。
撮影時は時期ではないので花が咲いていないけど、
時期には綺麗な藤の花が咲きます。
【 北西参道 社号標 】

鶴形山の北西、商店街の中にも参詣できます。


 
【 北西参道 石段 】

【 北西参道 狛犬 】

【 西参道 】

【 西参道 社号標 】

【 西参道 鳥居 】


【 西参道 灯篭 】


【 境内からの眺め 】

境内東側にある公園から。 北側・倉敷駅方面。


[ 拡大写真 ]

【 境内からの眺め 】

北東側・ジャスコ・市役所方面。
左隅に見えるのが阿智神社のある鶴形山。
真ん中から右にかけての山は向山。
[ 拡大写真 ]