備 前
石上布都魂神社
いそのかみ ふつみたま じんじゃ
鎮座地
岡山県赤磐市石上 (字 布都美)  ※旧・赤磐郡吉井町
祭神
素盞嗚尊 (スサノオノ ミコト)、 (布都御魂 フツノミタマ)
創建
 
由緒

素盞嗚尊が、出雲で八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治した剣「布都御魂(フツノミタマ)」を山頂の磐座に奉納し、そこに社を建てて祭ったといわれる。
※その後、布都御魂は崇神天皇の時代に大和国山辺郡の石上本宮に移された。

御利益
安産、癌封じ、農業振興、学業成就
駐車場
30台程度あり。
アクセス
自動車
備考

備前国一宮。式内社。 岡山県神社庁加盟。

参詣日
04/10/26 (04/12/10 UP)

■コメント
この神社は、式内社であり、備前国の一宮です。社殿は山の中腹にあり、急な参道を登っていきます。さらにそこから奥へ登り山頂へ行くと奥宮(奥の院)があり、磐座があります。元々この奥宮に社殿があったそうですが、明治期に消失し現在の場所に再建し、山頂は奥宮として残しました。
社名の布都魂とは、スサノオノミオトがヤマタノオロチを切り倒した剣「布都御魂(フツノミタマ)」のことで、別名「十握剱」とも呼ばれています。スサノオノミコトがここの山頂にある磐座にその剣を奉納したので、そこに社を建てて祭ったのが始まりとされています。布都御魂は、その後、奈良県の石上本宮に移されました。
ちなみに、同じ吉井町内には、スサノオノミコトがヤマタノオロチの血で染まった布都御魂を洗ったといわれる「血洗いの滝」があります。

【 参道入口 】
道路沿いに大きな看板が建っています。
ここに第3駐車場があり15台程度駐車できます。
 
 
【 参道 鳥居 】

舗装された参道を歩いていきます。少し歩くと民家の横に鳥居が見えてきます。しばらく歩くと、舗装された道と分かれて急な坂道を登っていくようになります。丁度その場所に第1と第2駐車場があります。
[ 鳥居前の案内板 ]
【 手水舎 】
手水舎横の案内板によると、この辺り一体は布都美郷土自然保護地域として岡山県の条例で保護されているようです。
[ 社頭の案内板 ]
【 灯篭 】
境内は、結構広いです。
【 狛犬 吽像 】
【 狛犬 阿像 】
【 拝殿 】
かなり立派な拝殿です。かなり新しい。
【 拝殿内部 】
内部も立派で新しい。 とてもきれいな感じがします。
【 本殿 】
本殿は流れ造りで結構大きい。
こちらは拝殿よりは年季がひっている様子。
 【 拝殿 】
休憩所前から撮影。
 
【 社務所 】

【 集会所 】

【 休憩所 】
急な坂道を登ってきたので休憩所があるのは助かります。
中には由緒などが書かれた掲示物があります。
[ 休憩所内の案内板 ]
【 境内社 稲荷神社 】

 
 
【 奥宮への参道 】
社務所の向かって左横辺りに奥宮への参道があります。
より一層きつい坂道です。階段があるのは一部分だけで、まさに山道というような道を登っていきます。
(しかも階段はかなり粗末なもの)

[ 奥宮への参道入口の案内板 ]
【 奥宮への参道 鳥居 】
鳥居が見えると奥宮まであともう一息です。
 
 
 
 
【 奥宮への参道からの眺め 】
鳥居の少し手前には少し開けていて眺めの良い場所があります。
正面が岡山市街地、右が倉敷方面、左が備前方面。

【 左の撮影場所にあった案内板 】
左の写真を撮った場所にあった案内板です。
岡山市方面を向いて撮影。
 
【 奥宮 手水鉢 】

 
【 奥宮と磐座 】
奥宮には、祠があります。
わかりにくいですが、祠の後ろに大きな磐座があります。

【 奥宮 本殿と拝殿跡 】
本殿及び磐座は禁足地として立ち入り禁止になっています。その前には拝殿跡。昔はここが社殿でした。
【 奥宮 神楽殿跡 】
拝殿跡の向かって右側には神楽殿の跡があります。