【 備 後 】
多祁伊奈太伎佐耶布都神社 (岩屋権現 岩穴宮)
− たけ(き)のいなた(だ)きさやふつの じんじゃ (いわやごんげん いわなぐう) −
鎮座地
広島県福山市山野町山野262 (字 上原谷) ※上原谷石灰巨大礫の穴の中    
祭神

下道国造兄彦命(シモツミチノ クニツクリノ アニヒコノ ミコト)、大穴牟遅命(オオアナムチノ ミコト)
 赤浜宮 : 伊奈太宿祢命(イナタスクネノ ミコト)   

創建

  

由緒

第21代雄略天皇の御代のご鎮座と伝えられ「日本三代実録」という古い歴史書に「備後の国 多祁伊奈太岐佐耶布都神社 従五位下を授く」とあり、千五百年にも及ぶ古い由緒の神社で延喜式神名帳に記され、祈年祭というお祭には国から奉幣(供物)があった神社。

権現信仰や神社名の長いこと、また神主家の変遷や火災などによってか式内社であることが分からなくなったが、明治時代となる直前に式内社として改めて確認され、阿部正桓藩知事が参詣され多種の武具や幕が奉納した。

大石灰岩の洞窟の神さびたご神域は広島県天然記念物に指定され、学術的価値も高く、洞内は夏は涼しい。
現在の社殿は相殿造のようになっているが、向って右のお社が当神社で少し大きく、左のお社は赤濱宮で少し小さく建立してある。

-社頭案内板より-

[ 案内板1 ] [ 案内板2 ] [ 案内板3 ] 

御利益
  
駐車場
5台程度あり
アクセス
岩屋権現バス停から徒歩約15分。 ※便数1日朝夕2便のみ(平成15年現在)  
備考

備前国式内社。 

参詣日
06/3/21 (07/01/06 UP)

■コメント 
福山市の北部、山間の谷間にある山野町山野の上原谷地区に鎮座。 延喜式内社であり、深安神社めぐりの1社。
道中の道は車1台が通れるほどの狭い道。
道路沿いに駐車場と案内板、そして鳥居が。 そこから参道が山の中へと続く。 15分ほど登る山道。 途中までは簡易舗装されている。
境内に着き、石段を登ると、木々の向うに巨大な岩壁が現れる。 これは広島県の天然記念物にも指定されている上原谷石灰巨大礫。
この巨大壁の根元に広い穴が開いていて、その穴の中に社が2つと小さな祠が祀ってある。
穴は、開口部こそ広めだが、奥行きはない。

洞穴内の祠のうち、大きい2つの祠の右側、つまり1番大きな祠が多祁伊奈太岐佐耶布都神社。 左手は少し小さくなっており、伊奈太宿祢命を祀ってある赤浜宮。

 [ 境内案内板 ]  

【 社頭 鳥居 】

【 社頭 鳥居 】

【 社頭 注連鳥居と灯篭 】

 
【 参道 】
  
 
【 参道 】

 
【 参道 石段 】
 
 
【 参道 石段 】



【 参道から見た巨大石灰礫 】
 
[ 案内板 ] 

【 手水鉢 】

 
【 神楽殿 】

 
【 社殿 】


【 狛犬 】

 
【 灯篭 】

 
【 本殿 】


 
【 赤浜宮 】

 
【 境内社 】

 
【 境内社 】

 
 
【 泉 】
 
[ 拡大写真 ]

【 境内社 】


 
【 境内の様子 】

[ 拡大写真 ]
 
【 境内社 】

 
【 巨大石灰礫 】

 
【 巨大石灰礫 】
 
【 巨大石灰礫 】

【 案内板 】



 

多祁伊奈太伎佐耶布都神社 (岩屋権現 岩穴宮)
 −たけのいなたきさやふつの じんじゃ (いわやごんげん いわなぐう)−