鴨神社

【備　前】

-かも　じんじゃ-

鎮座地	岡山県加賀郡吉備中央町上加茂471　　　※旧･御津郡加茂川町
祭神	鴨別命（ｶﾓﾜｹﾉﾐｺﾄ）　もしくは別雷命（ﾜｹｲｶﾂﾞﾁﾉﾐｺﾄ）および品陀別天皇（ﾎﾝﾀﾞﾜｹｽﾒﾗﾐｺﾄ）、足仲彦天皇（ﾀﾗｼﾅｶﾂﾋｺﾉｽﾒﾗﾐｺﾄ）、神功皇后（ｼﾞﾝｸﾞｳｺｳｺﾞｳ）の四柱
創建	弘仁年中ともいわれるが定かではない。
由緒	『備陽郡誌』には「創造年代不詳」、明治3年の『神社明細帳』では「勧請弘仁年中」、昭和27年の『神社明細帳』では「人皇第52代嵯峨天皇の御宇山城国愛宕郡賀茂大明神を勧請」とある。しかし『吉備温故秘録』などの江戸時代の書物では笠臣（笠国造）の始祖である鴨別を祀っているとされている。かつては現在地より南方約500メートルの字矢坂（やざこ）の山上に鎮座していたといわれ、その山上に大明神屋敷という平地があるという。また、その山麓には仮屋という屋号の家があり、現在地に遷座する際に一旦そこへ仮屋を建てた名残であるとされている。明治末期に八幡宮を合祀し、品陀別天皇、足仲彦天皇、神功皇后の三柱を祭神に加えた。 -式内社調査報告より-
御利益
駐車場	数台
アクセス	加茂川荘前バス停から徒歩約5分。
備考	式内社。岡山県神社庁加盟。
参詣日	05/09/15　（09/06/30 UP）

■コメント

備前国津高郡の式内社・鴨神社とされている神社。
吉備中央町加茂川地区の中心地区から南へ約1.5km、津賀小学校から北へ約500m程のところ、宇甘川の支流である加茂川の沿いの国道429号線に社頭があり、狛犬や社号標が建っている。丁度、加茂川荘の横になる。そこから参道が西へ数百メートル続き、山の麓の石段を登ったところに境内がある。　

笠臣の始祖・鴨別命を祀る説と、京都・賀茂神社（上賀茂神社）を勧請し賀茂別雷命を祀るという説がある。

[ 案内碑 ] 　　

【社頭】