■コメント
延喜式内社・神島神社とされる神社。 延喜式ではカムシマと発音しますが、現在は神社名・地名ともコウノシマと発音します。
笠岡市神島外浦の海岸沿いを走る県道沿いに鎮座。 県道を挟んで目の前に瀬戸内海が広がり、高島などの笠岡諸島を臨みます。
すぐ裏は小学校。 すぐ近くには外浦港もあります。
境内はそんなに広くありませんが、社殿の他に建物が少ないので広く感じます。
また境内北西にある小高い丘の上には、かつての別当寺であった日光寺が見えます。
神日本磐余彦命(神武天皇)の他、興世姫命を祀っているので『興世明神(オキヨミョウジン)』(通称おきよさま)とも呼ばれます。
式内社調査報告によると、江戸時代には福山藩主水野氏の信仰が厚く、1691(元禄4)年に『備後国主
水野美作守』によって社殿が再建されたと言われているようです。
さらにこの神社は、瀬戸内海を挟んだ南側に見える高島の王泊地区から遷座したものとの説もあるようです。
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