■コメント
福山市の北部、山間の谷間にある新市町藤尾の父尾地区の山中に鎮座。 別名は『八大龍王社』『龍王社』。
県道400号線沿いにあるが、この道は車1台分の幅しかない狭い道だが、国道182号線の神石高原町三和方面と福山市新市町中心部の国道486号線の抜け道として思ったよりは車が通るので注意。
しかもこの神社には駐車場がない。 さらに交通機関もない。
また、参道の入口は国道沿いにあるが、非常に分かりづらい。 参拝するときは下の画像を参考にして頂きたいが、それでも分かりにくい。
地元の人に聞くのがいいかもしれない。 ちなみに参道入口横の家は神主さんの家だそうだ。
社名の『たかおがみ』は、”雨”冠の下に”口”を3つ横並びで書き、さらにその下に”龍”という難しい字で、パソコンで変換できない。
式内社調査報告では『高おがみ』神社(『おがみ』は、”雨”冠の下に”口”を3つ横並びで書き、さらにその下に”龍”)となっているが、境内の社号表は、一文字で『たかおがみ』
神社となっている。
たかおがみの神に国高依彦神等が相殿として祭られており、国高依彦神社は備後国芦田郡の延喜式内社・国高依彦神社とされている。
祭神・たかおがみの神は竜神で、雨を司る神。 つまりこの神社は雨乞いの神社だ。
また、麓を流れる父尾川の川上には、滝を境外社として祭ってある。 一の降・二の降・三の降とあり、一の降の祭神は罔象女神、二の降の祭神は豊玉姫命、三の降の祭神は長津彦命であるという。
父尾川に沿って県道400号が走っているが、道が狭い上、車を停める所がないため、滝に行くのは断念した。
かつては、相殿の国高依彦神社は字・市町というところに別に祭られていたが、焼失し、今も空き地として残っているそうだが、場所が分からなかった。
また、府中市の甘南備神社の相殿の龍王社は、この神社のから分社。 |