■コメント
この神社は式内社・鵜江神社とされています。
吉備津彦の死後、棺より飛び出た鵜が止まった場所に建立されとされる伝説を持つ神社。 そのため祭神は吉備津彦命であるが、楽楽森彦命とする説もあるようです。
元々、鵜が止まり神社が建てられたのは、同町東川面にある大元鵜江神社であるようで、その後何らかの事情で現在の地に遷座されたようです。
また、同町小林の鵜江(ウコウ)神社は大元鵜江神社の、同町宇内の鵜成神社は鵜江神社のそれぞれ分社であるようです。
この神社の北方500メートルほどのところの東川面の字川田には木野山神社があり、その磐座の遥拝所らしき場所から土器(有脚小杯)が出土し、鵜江神社の古代祭祀跡ではないかともいわれています。
境内の南に約700メートルほど行ったところ、国道486号川面バス停(セブンイレブン近く)より北へ200メートルほど入ったところに鵜江神社の鳥居が建っています。
すぐ後ろには井原線の高架があります。 国道486号には小さいですが案内標識が建てられています。
社名ですが、ウノエと読みますが、通称ウゴウとも呼ばれています。延喜式では『ウエノジンジャ』とされています。
また、かつてはウエジンジャ、卯之宮(ウノミヤ)大明神、宇野宮(ウノミヤ)大明神とも称されたことがありました。
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