備 中
宇佐八幡神社(明神社)
うさ はちまん じんじゃ
鎮座地
岡山県井原市美星町黒忠 (字 本村)  ※旧・小田郡美星町
祭神
応神天皇(おうじんてんのう)、 神功皇后(じんぐうこうごう)、 姫大神、 天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、 彦火火出見尊、 玉依姫命
創建
大永3年(1523年)
由緒

大永3年(1523)黒忠村領主竹野井光高が豊前国宇佐神宮の御分霊を勧請し、当地に建立した。天文5年(1536)銘の神鏡を奉納している。
天正9年(1581)には竹野井氏高・春高が社殿を再建した。
近世では元禄15年(1702)氏子中で再建。現社殿は、宝暦2年(1752)の再建、拝殿は安政5年(1858)の再建である。皇神社(明神社)、祇園社、稲荷社などが境内神社として祀られている。
また、各当番組(5集落)の産土荒神社を飛び地境外神社として祀っている。社務所は、昭和28年新築。昭和51年モデル神社に指定された。
  <岡山県神社庁HPより>

御利益
 
駐車場
なし。
南隣に小学校跡があり、そのグラウンドに駐車。
アクセス
自動車
備考

星尾降神伝説ゆかりの3社の一つ、明神社(皇神社)を境内社として配祀。
また、同じく星尾降神伝説ゆかりの高星神社は、ここの飛び地境外社となっている模様。

岡山県神社庁加盟。

参詣日
04/9/18 (04/11/13 UP)

■コメント
星尾降神伝説ゆかりの3社のうち、星尾神社と高星神社はなんとか見つかったのですが、最後の明神社だけが見つからずウロウロしていました。そのとき偶然、この宇佐八幡神社を見つけ、なかなか立派な神社と思い参詣してみたところ、何とこの神社の境内に明神社が皇(すめらが)神社という名で配祀されていました。
皇神社は、境内社といえど宇佐八幡神社の本殿と匹敵する大きさでした。
他にも境内にはいくつかの社が配祀されています。

【 社頭 鳥居 】

黒忠地区を南北に抜ける道路(県道292号)に面して東向きに鎮座しています。
すぐ南側には小学校跡があります。

[ 社頭の案内板 ]

 

【 拝殿 】

拝殿正面

 

【 狛犬 】

左が吽像、右が阿像。

  

【 本殿 】

流れ造りの結構大きな本殿。
かなり古く、老朽化のためか後ろ側を鉄の棒で支えています

 

【 境内社:皇神社(明神社) 】

これが星尾降神伝説の明神社です。 皇(すめらが)神社という名で配祀されています。
本殿のすぐ左側に配祀されており、拝殿こそ無いものの本殿に匹敵する大きさです。それだけ由緒のある重要な神社だったのでしょう。

しかし、なぜそんな明神社が境内社なのでしょうか。近くにあったものをここへ持ってきたのか、元々ここに明神社が鎮座していて後から宇佐八幡神社を完成したのでしょうか。

 

【 境内社:祖霊社 】

明神社ほどではないですが、境内社としてはなかなか立派です。

 

【 境内社:祇園社(天王社) 】

こちらは小さい社です。

 

【 境内社:三宝荒神社 】

祖霊社と同じくらいの大きさです。

 

【 境内社:水分神社(竜王神社)・ 稲荷神社 】

水分(竜王)神社と稲荷神社が合祀された社が配祀されています。

 

【 境内社:御崎社 】

境内社といっても、社頭の道を挟んで反対側の道端にひっそりとあります。

 

【 皇神社側社頭 】

あとで気付いたのですが、社頭の階段の南側にもう一つ階段がありました。その向こうに見えるのは明神社。こちらは明神社のための入口だと思われます。
それだけ明神社は由緒のある特別な神社なのでしょう。

 

【 皇神社側狛犬 】

左が吽像、右が阿像。
お尻を突き上げて前かがみになった格好です。